卓越した時代の筆致

1930年代の誕生以来、Meisterシリーズは常にユンハンスの時計コレクションの中心をなしてきました。その特徴的なデザインはクラシックなエレガントさを最も精密な技術に結びつけています。20世紀半ばにユンハンスは世界第3位のクロノメーターメーカーに成長し、機械式ムーブメントを数多く製造しましたが、そのなかで最高級のキャリバーは常にMeisterシリーズにだけ使われてきました。

創業160周年を記念して、ユンハンスでは当時を回顧したMeister Signatur Handaufzug Edition 160を発表。機械式腕時計の全盛期を本格的に甦らせる魅力のタイムピースです。この160本限定エディションの特別な点は、なんといっても、歴史的な手巻き式ムーブメントJ620が搭載されていることです。数十年前にシュランベルクのユンハンス本社で開発・生産されたこのムーブメントが、今回、記念の年にローズゴールドめっきの仕上げで蘇りました。ケースバックのサファイアクリスタルからは、繊細に装飾されたムーブメントを覗き見ることができます。それぞれ固有のエディションナンバーが付いていて、記念モデルの一本一本がユニークであることを示しています。ゼンマイを巻き上げるたびに、歴史をあらたに体験し直すことができるのです。

時に表現されたデザイン
Meister Signatur Handaufzug Edition 160のデザインは、Meisterシリーズの伝統豊かな歴史へのオマージュで、しかも文字通り、このシリーズの筆致を受け継いでいます。記念モデルのマット仕上げシルバーのダイアルには、通常のブロック体のロゴの代わりに、1910年に商標として登録されたユンハンスの歴史的な書体が見られます。ドルフィン形の針、ダイヤモンドカットのインデックス、分目盛のパール装飾が1950年代の様式でデザインされていて、時刻を見るたびに歴史を垣間見ることになります。

ポリッシュ仕上げ18カラット ローズゴールドで作られたケースの特徴的なフォルムも、ブラウンのカーフレザーストラップ(子牛革)も、20世紀半ばのMeisterシリーズを手本としています。繊細な線が刻みこまれていて、飾りの縫い目、そして中央にドーム型に盛り上がり、このタイムピースの歴史的な魅力を引き立たせています。Meister Signatur Handaufzug Edition 160では、かつてMeisterシリーズがもっていたアイデンティティが現代の要件と見事に融合され、39 mmという現代的なケースの直径とともに両面反射防止コーティング付きサファイアクリスタルと10気圧の防水性が備わっています。

限定エディションMeister Signatur Handaufzug Edition 160は、メカニックな時計の全盛期を新たに甦らせます。歴史的なムーブメントと忠実なデザインが、160本のひとつひとつにあの卓越した時代のしるしを表現しています。