時の要素

すでに1956年からユンハンスはバウハウス出身の芸術家マックス・ビルとのコラボレーションを開始していましたが、その5年後にビルはユンハンスの機械式腕時計シリーズのデザインを手がけ、そのアイコニックなデザインは、今日でも高い評価を受けています。それ以来、60年の月日が経過しました。驚くほどクリアでピュアさを極めた時計デザインの60年間でもありました。このユニークなコラボレーションを記念し、ユンハンスから特別なコレクター向けアイテムが発売されます。世界1,060セット限定で、max bill Edition Set 60は3種類の腕時計から構成されています。 

完璧なトリオ
3本のタイムピース、max bill Automatic、max bill MEGA Kleine Sekunde、そしてmax bill Regulatorは、それぞれ別々にケースにおさまり、エディションボックスに入っています。ボックスの内側には、この伝説的な時計デザインを手がけたマックス・ビルのポートレートが見られます。 

エディションセットはアンスラサイト(無煙炭)、ベージュグレー、オレンジで統一した配色になっていて、3本のタイムピースのデザインにも同じ配色が見られます。12時のインデックス、針のルミナス加工、そしてストラップの裏地がオレンジの三色生き生きと浮かび上がっている一方で、暗いアンスラサイトの色がポリッシュ仕上げステンレススチールケースのクリアなデザイン表現を強調しています。コントラスト豊かな外観に暖かいベージュグレーのカーフレザーストラップ(子牛革)がぴったりと調和していて、配色からバランスのとれた三和音が生まれています。 

3種類の腕時計は、時刻の表示法がそれぞれ異なりますが、同時にいずれのモデルにも、12時位置で、ダブルのライトインデックスが60の数字に統合されていて、マックス・ビルとのコラボレーション60周年を表わしています。調和したプロポーションの分目盛と時間の目盛に上品に融け込んでいる独特のディテールです。そして限定エディションモデルのケースバックには、エディションの刻印が入っています。 

時そのものと同じように根本的なデザイン
時刻のすっきりした表示はマックス・ビルにとって根本的なものでした。彼のデザインでは時、分、秒という時刻の各要素が注目され、正確に示されています。新しいmax bill Regulatorは、時間を基本的な構成要素に分割することによって、こうしたデザイン原理を非常にわかりやすく反映しています。分が中央で表示されている一方で、時と秒はそれぞれ12時および6時位置に表示される専用のサブダイアルが設けられています。

max bill MEGA Kleine Sekundeは、バウハウス出身のマックス・ビルのきめ細かいデザインを最高精度の時間と結び付けています。中心からずれた位置にあり、半秒ずつ進む秒表示は、時計に内蔵されているユンハンス独自の電波技術の正確性も示しています。

このセットの3つ目の時計は、max bill Automatic。ピュアさを極めた明晰さが魅力で、時、分、秒を中央に統一しています。

max bill Regulator、max bill MEGA Kleine Sekunde、そしてmax bill Automaticは、マックス・ビルの完璧なバランス感覚を最新の装備と最先端のテクノロジーと結び付けています。相互に補い合う腕時計によって構成されたmax bill Edition Set 60は、1961年に生まれた伝説的なデザインと調和しつつ、時間の諸要素からスリリングな三和音を作り出しています。